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たとえば通信高校講座〜数学 I のテーマ (1986)
たとえば通信高校講座〜地学 I のテーマ (1986)
NHKのテレビやラジオでの教育番組のテーマ曲、特に電子楽器を使った曲には、既存の音楽ジャンルにとらわれない、何か独特の雰囲気があります。それが音色なのか、メロディなのか、コード(和声)進行のパターンなのか(あるいはそれらが複合されているのか)いまひとつ解りませんが・・・。
そこで、そんな雰囲気を真似てこんな曲を作ってみました。パロディといえばそれまでですが、実はこれらの曲を作った本当の理由は他にあります。
当時、私は音楽学校の学生でしたが、音楽学校のカリキュラムのメインは、やはりクラシックでした。もちろんクラシックは好きなのですが、ほかのジャンルももちろん好きなのです。しかし学校で習っていると環境的に「自然に」作る曲が「クラシック音楽の発想」になりがちになります。特に和声法と呼ばれるコード進行の授業では、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンといった時代の音楽が基本となります。しかし当時のコード進行の常識と今時の音楽の常識では、当然ながら全く違っており、昔は「厳禁」とされていたコード進行も、今のポップスでは「あたりまえ」のことも多いのです。
そんな感覚になっていた自分の「殻」を破るための「ひとつの挑戦」でもあったわけです。
よって、曲のコードは(和声法では厳禁な)「平行進行」が多く、また調性もあいまいです。さらにG7〜Cなどと言った、常識的なコード進行も使っていません。
しかし、どうでしょう。聞いてみて全く違和感ないと思います。そう、もうそんなことは今では常識なんです。
数学とか地学という学科になったのは、あくまで曲のイメージからです。
ちなみに友人たちの間で特に人気の高い(笑)「地学」の方は、ちょっと変わった拍子になっています。ぱっと聞くと気がつきにくいかもしれませんが・・・。
さて、何分の何拍子でしょう?
たとえば通信高校講座 〜数学 I のテーマ |
sugaku.vqf (complete size) |
File: 119,629bytes Time: 0'47"820 |
22kHz/20kbps/ch SoundVQ Encoded 22050Hz, 16-bit, Mono |
たとえば通信高校講座 〜地学 I のテーマ |
chigaku.vqf (complete size) |
File: 237,718bytes Time: 1'35"064 |
22kHz/20kbps/ch SoundVQ Encoded 22050Hz, 16-bit, Mono |