| さて、とにかくバーチャロン。アーケード版が出たばかりのころは全然触らなかったが、AMショーでVSシティ筐体タイプのもので試したところ、3Dの美しい画像、フライトシミュレータのようなスピード感、そして、独特のスティックによる操作性の「とりこ」となった。 | ||
| それ以降、会社帰りは毎日ゲーセンに直行。会社が休みの日でも、やりたくてしょうがなくて手がむずむずしてくる。ほとんど禁断症状である。近所のゲーセンには置いていないので、わざわざ電車に乗って会社の近くのゲーセンまで出かけてしまう。 | ||
| 使用VR(バーチャロイド)は「Fei-Yen(フェイ-イェン)」。 なぜフェイイェンなのか?
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| 特筆すべきは、このフェイイェンの動き。外見上はアニメのロボットっぽい「いかにもポリゴン」なカクカクしたデザインなのに、走る、しゃがむ、攻撃するなどのしぐさが妙に女の子っぽい。かわいいのである。こういうかわいいコは、現実ではいまどきなかなかお目にかかれないかもしれない。 | ||
| このゲームの特長である「自分から見た画面表示(厳密には自分のVRの後ろから見る)」なのが、いかにも自分が操っているという感じで、それが余計に感情移入しやすいのかもれない。 | ||
| 毎日やっているとだんだんと確実にうまくなってきているのが自分でもわかる。その成長を見ているとフェイイェンが余計にかわいく見えてくる。 | ||
| そして通勤電車の中でも、寝る前も朝起きたときも、いつもフェイイェンをどうすれば強くできるか・・・ということを考えるようになる。いつも「彼女」のことで頭が一杯である。 | ||
これってもしかして・・・「恋?」
| 恋愛には「手間」と「お金」も必要だ。事実、フェイイェンのCDも買ったし、プラモに比べればはるかに高価な「キャストキット」も買った。自己流ではすぐ行き詰まるので、うまくなるためにはバーチャロン関係の書籍は買うべきだし、ゲームショウでセガサターン版が初公開と知ったときは、ほとんどそれだけの為に有明まで出かけ、発売した時は当然別売りのスティックも同時購入。XBAND版はしばらく我慢したがどうしてもダメで、結局専用モデムを買ってしまった。XBANDをやれば使用料にあたるメディアカードも必要になる。 |
| そういった苦労をしても、「彼女」はなかなか思うようになってくれない。 |