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DEVIN TOWNSEND <STRAPPING YOUNG LAD> / CITY

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DEVIN TOWNSEND <STRAPPING YOUNG LAD> / CITY
デヴィン・タウンゼンド<ストラッピング・ヤング・ラッド> / 歌舞伎町から超鋼鉄重低爆音
SRCS8515

DEVIN TOWNSEND <STRAPPING YOUNG LAD
  1. VELVET KEVORKIAN
    鋼鉄の狼煙
  2. ALL HAIL THE NEW FLESH
    崇めよ!新たな血肉を
  3. OH MY FUCKING GOD
    オー・マイ・ファッキング・ゴッド
  4. DETOX
    解毒命令
  5. HOME NUCLEONICS
    母なる 原子核爆音
  6. AAA
    AAA
  7. UNDERNEATH THE WAVES
    曝されよ!衝撃波の下に
  8. ROOM 429
    呪われし429号室
  9. SPIRITUALITY
    開放宣言
  10. CENTIPEDE
    百足、這わせて
まず、このどれがタイトルでどれがアーティスト名(バンド名?)なんだかわからないCDですが、DEVIN TOWNSEND というアーティストのプロジェクト名の1つが STRAPPING YOUNG LAD で、そのセカンドアルバムがこの CITY(邦題:歌舞伎町から超鋼鉄重低爆音)(すごい邦題だ(笑))というわけです。他のプロジェクトとしてOCEAN MACHINEとかあって、そちらはそちらでアルバムが出ています。
私がDEVIN TOWNSENDというアーティストを知ったのは、このCDが初めてなんですが、このSTRAPPING YOUNG LADプロジェクトというのは、どうもかなりキレている音楽(笑)のプロジェクトのようです。CDの帯に書いてある音楽ジャンルには<ストレスミュージック>と書かれています。誤解のないように言っておきますが、「静かに流れる音楽でストレスを癒す」のではありません。「怒りとパワーの発散でストレスを癒す(?)」というものです。
(ちなみにOCEAN MACHINEの方のジャンルは<ロック>となっています)
初めてこのアルバムを聞いたとき、最初から「むちゃくちゃやかましい音楽」という感想でした。一応音楽ジャンルとしてはヘヴィメタル(スラッシュメタル)と言えるかもしれませんが、メタル好きな私がいままで聞いたものとは明らかにに違います。
一般にメタルと言えばギターがメインですが、このアルバムは、やたらとシンセサイザーやノイズ的な音が鳴りまくっていて、その中にギターと物凄く速いドラム、そして叫びに近いボーカルが入っているという感じです。
しかし、その一見めちゃくちゃ風な音作りの中に、音楽的な構成(形式)を持ち、メロディックな部分とかもちゃんと含まれていることがすばらしいと思います。とかく前衛的な音楽は「音楽として覚えられないような曲」に陥りやすいものですが、このアルバムは“いい曲として”十分聴けます。
新しい音楽を模索している私としても「こういうアプローチもあるんだな」という勉強にもなりました。

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