Upper-Left: SEGA Saturn Left: Multi-Output Unit |
Upper-Right: ATARI Color Monitor Right: Sync Separator Unit |
すべての始まりは、あの名作シューティング「レイフォース」です。ゲームセンターに入ったころからヘタなりにほとんど毎日やっていました。そして結構上達した頃でしょうか、なんとSaturnに移植されるというではありませんか。「ああSaturn持っててほんとによかったぁ」ととても感激していたのを今でも覚えています。(まぁもし持っていなくても買ったでしょうけど(笑))
私はハードウェアに詳しいわけではないのですが、たとえばケーブルを作るという程度のことなら抵抗なくやります。しかし、見た目が悪くなるのはきらいなので、改良と言って本体に穴を空けて端子やスイッチを増やすようなことは原則としてやりません。
また折角いろいろ使えるモノを何かの専用にするのはもったいない気がして、できるとわかればついついなんとかしようとする傾向もあります(笑)。
たとえば、音楽作成用に買ったコンピュータ ATARI ST も、マニュアルのうしろにあったハードウェア仕様のページを見ているうち、「ああ、コンポジットビデオ信号がでてるんだ」と思ってから、結局秋葉原へ行ってパーツを買ってきてケーブルを作りテレビに出力できるようにしてしまったり、今使っているパソコンも元は486のモニター一体型PCだったのに、専用のパワーアップボードが出ていることを知って、中身は全く違うマシンにして現役で使っています。
そんな私ですから、レイヤーセクション(Saturn版レイフォース)に縦モニター対応のモードがあることを知り、家にはATARI用のカラーモニターがある・・・となれば、レイヤーセクションを「縦画面で」という欲求が出るのは当然のことでした。
そしてそのようなことを考えはじめた頃、なんとタイミングよく雑誌の「ゲームラボ」に同期分離回路が載っていたのです。それも、本体を直接改造するようなものではなく、別にユニットを作るという・・・。
そう、すべての条件がそろってしまったのです(笑)。